「昼寝を減らせば、夜ぐっすり寝てくれるはず…」
そう思って昼寝時間を減らしたら、逆に夜泣きが増えた。
実はこれ、パパママがよく経験する“睡眠の落とし穴”なんです。
昼寝削りは「寝不足 → 夜の寝付き悪化 → 夜泣き増加」の負のループに陥りやすい方法。
この記事では、我が家の実体験とともに、なぜ逆効果になるのか、月齢別の正しい昼寝時間、今日からできる改善ステップをまとめます。
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寝かしつけ完全ガイド|1時間→15分に短縮したパパの実践ロードマップ
昼寝を減らしたら夜泣きが増えたのは“リズム設計”のズレだった
❗️まず知ってほしい“勘違い3つ” 以下のどれか、当てはまりませんか?
- 昼寝を短くすれば、夜早く寝ると思っていた
- 昼寝=贅沢だと思い、できるだけ短くしたほうがいいと思っていた
- 昼寝をすると夜寝ないのは「体力が余っているから」だと思っていた
どれも“よくある誤解”ですが、実は逆効果になることが多いんです。
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 昼寝を減らした翌週に起きた夜泣きの再発
- 「昼寝を減らせば夜ぐっすり」は誤解だった
- 問題は量ではなくバランス
昼寝を減らしたことで起こった夜泣きの再発。実は「睡眠時間の不足」よりも、「昼と夜のリズムのズレ」が原因でした。親が意図せず崩してしまう“生活のバランス”こそが、夜の眠りに大きく影響していたのです。
昼寝を減らした翌週、夜泣きが復活した我が家のリアル
1時間の昼寝を30分に短縮した翌週、娘は夜中に何度も目を覚ますようになりました。疲れているはずなのに寝付かない。そこで僕は、昼寝の減らし方が「体のリズム設計」に合っていなかったのでは?と予測を立てました。
「昼寝を減らせば夜もぐっすり」は勘違いだった
多くのパパ・ママが「昼寝が短いほど夜は早く寝る」と思いがちですが、実際は逆効果のこともあります。脳と体が十分に回復しないまま夜を迎えると、実は子どもは“疲れすぎ”て眠れなくなるのです。
問題は“量”ではなく“バランス”だったと気づいた夜
昼寝・就寝・起床をすべて30分ずつずらすと、翌朝の目覚めが明らかにスムーズに。大切なのは「昼寝を削ること」ではなく、「1日の流れを整えること」でした。僕はこれを“リズムの再設計”と呼んでいます。
夜泣きが増える「3つの仕組み」
この章では、夜泣きが起きるメカニズムを3つの視点から整理します。
- 疲れすぎで興奮状態になる
- メラトニン分泌の乱れ
- 昼寝と就寝の間隔が短すぎる
昼寝を減らしても夜泣きが増える背景には、科学的な仕組みがありました。原因を理解すれば、焦らずに対策を立てられます。
①疲れすぎサイクルで体が興奮状態になる
眠気のピークを超えると、体は「眠いのに眠れない」状態になります。これは交感神経が優位になり、心拍や体温が上がるからです。昼寝を削りすぎると、この興奮モードのまま夜を迎えてしまい逆効果になります。
昼寝削る
↓
睡眠負債(体が回復できていない)
↓
疲れすぎて興奮状態(コルチゾール上昇)
↓
寝つきが悪くなる & 夜泣きが増える
✔️ ポイント
子どもは眠すぎると寝られません。
脳が“戦闘モード”に入り、寝かしつけが難しくなります。
②睡眠ホルモン(メラトニン)のリズムが乱れる
メラトニンは「起床→光を浴びる→約14時間後に分泌」という仕組みです。昼寝が短すぎたり、昼寝後に強い光を浴びたりすると、このサイクルが崩れて夜の眠りが浅くなります。
③昼寝と就寝の間が短すぎてバランスが崩れる
昼寝から夜までの間隔が短すぎると、眠気よりも“覚醒”が強くなります。特に2歳前後では、昼寝後5〜6時間以内に就寝できるリズムが理想的です。
昼寝を“減らす”より“再設計”で整える
ここでは、昼寝を無理に削らず“最適化”する方法を紹介します。
- 活動量と昼寝の質を見直す
- 年齢別の目安時間を知る
- 柔軟な考え方を持つ
昼寝を減らす=悪ではありません。重要なのは、子どもの発達や家庭の生活リズムに合わせて“設計し直す”ことです。
活動量と昼寝の「質」を見直した調整ステップ
まず、昼寝の前にしっかり体を動かすこと。次に、昼寝の環境(照明・温度・静けさ)を一定に保つ。これだけで昼寝の「深さ」が変わります。我が家では散歩→絵本→昼寝というルーティンで安定しました。
さらに、ピヨログアプリで昼寝・夜寝のログを記録したところ、夜の睡眠がかなり安定しました。
数値で見える化することで、「感覚ではなく仕組み」で改善できると実感しました。

昼寝の目安時間とサインを可視化する(1〜4歳別)
- 1歳:1日2回、合計2〜3時間
- 2歳:1日1回、1〜2時間
- 3歳:1時間前後
- 4歳:必要に応じて休息タイム
「目をこする・機嫌が悪くなる」などのサインを観察し、数日単位で調整すると失敗が減ります。
※あくまで「多くの子にフィットしやすい目安」です。
その子の“ベスト”を見つけることが大事。
「もう寝ない日」ではなく「寝ない日もある」で柔軟に考える
昼寝をしない日があっても焦る必要はありません。大切なのは「その日の活動量と夜の入眠の流れ」を見極めること。我が家では“昼寝ゼロ日”の翌日は短めの昼寝を入れるようにしています。
今日からできる改善ステップ
STEP1:昼寝を“やめる”のではなく、“整える”に変更
時間より「終わらせる時刻」を固定するのがコツ。
STEP2:夕方の“眠気を溜める工夫”を入れる
(例)外遊び5分/散歩/お手伝いなど軽い刺激をプラス。
STEP3:夜の入眠スイッチを作る
「ルーティン → 合図 → 消灯」の順番は固定。(寝かしつけが早くなる5つの習慣|1時間→15分に短縮した我が家のコツ)
保育園と自宅のリズムを“分断しない”工夫
園で15時まで昼寝しているなら、帰宅後に19時就寝は難しい。そこで我が家では「帰宅後のテレビ禁止」「部屋を暗くして穏やかに過ごす」など、夜への“助走”を作りました。
パパ・ママでズレを防ぐ「夜前30分ルール」
夜泣きが増えていた頃、僕と妻の“対応バラつき”が原因だったことも。就寝30分前は「静かな遊び」「光を落とす」「声かけを減らす」を共通ルール化することで、寝かしつけがスムーズになりました。
夜泣きを減らすために“見直す順番”を決めておく
リズムが崩れたときは、
- 起床時間 → 2. 昼寝時間 → 3. 就寝時間
の順で調整するのがおすすめ。起床時間を固定すると、全体のリズムが自然と整っていきます。
まとめ:昼寝の減らし方に「正解」はない。でも“設計”なら再現できる
昼寝は“敵”ではなく、夜の睡眠を守るための味方です。
減らすのではなく整えることで、夜の寝つきと夜泣きが改善しやすくなります。
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 夜泣き増加の原因は「昼寝時間」ではなく「リズムのズレ」
- 昼寝は削るより“再設計”で安定させる
- 活動量・環境・タイミングを整えることが鍵
- 共働き家庭は「夜前30分ルール」で連携を
- 正解を探すより「自分の子に合う設計」を作ることが大切
体験から学んだ、夜泣きを減らすシンプルな原則
「寝かせる努力」よりも、「眠れる環境」を整えること。娘がぐっすり眠るようになったのは、僕たちが“設計者”として生活リズムを整えたからでした。
「試して、観察して、調整する」——育児もPDCAで変わる
マーケターの仕事と同じで、育児も「仮説→実行→検証→改善」の繰り返しです。完璧を求める必要はありません。今日もまた、家族のリズムを少しずつ整えていけば、それが明日の笑顔につながります。
✅ まとめ
昼寝を減らす時期は、誰にとっても正解が違います。
「焦らず、観察して、再設計する」——その積み重ねが、夜泣きを減らし、親子の夜を穏やかに変えていきます。
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