3歳の娘に知育教材をいくつか試したものの、続かずに「もったいないな」と思った時期がありました。でも振り返ると、それは“無駄”ではなかった。マーケターとして仮説を立てながら見直した結果、「お金のかけ方」が少しずつ整っていきました。
🏠「教材費がもったいない」と感じるのは自然なこと
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- SNSで他の家庭と比べてしまう心理
- 「使い切れてない」焦りが“もったいない感”を強める理由
- 教材費=「成長の形が見えにくい」から不安になる
「教材費がもったいない」と感じるのは、実は多くの家庭が通る道です。僕自身も娘が3歳の頃、通信教材を複数試したものの、気づけば積み上がるワークや未開封の付録に焦りを感じていました。でも、それは“教育を諦めたい”のではなく、「この投資は正しかったのか?」という不安の表れです。
この章では、その自然な心理の裏にある構造を整理していきます。
✅忙しくても続けられる“ながら知育”はこちらの記事から
SNSで他の家庭と比べてしまう心理
SNSには、教材を完璧にこなす家庭の投稿があふれています。
つい自分の家庭と比べ、「うちは全然できていない」と落ち込むこともあるでしょう。
しかし、投稿は“成果の瞬間”だけを切り取ったもの。実際には多くの家庭で、使い切れず悩む時期があると思っています。
僕自身、他の家庭の投稿を見て焦った経験がありました。
そこで「SNSの情報を“成果”ではなく“参考データ”として扱う」と設計を変えました。
つまり、「自分の家庭のペースを軸に置く」視点に戻すことです。
比べる相手を他人ではなく、“昨日の自分たち”に変えるだけで、焦りが薄れていきました。
「使い切れてない」焦りが“もったいない感”を強める理由
教材を完璧に使い切れないと、「せっかく払ったのに…」と感じます。
この“もったいない感”は、支出の実感が強い分だけ増幅しやすい。
しかし、子どもにとっては「やらなかった部分=不要だった学び」かもしれません。
僕は一時期、「月3,000円払ってこの活用率は低い」と感じ、
教材の使い方を“完了率”ではなく“活用時間”で測るようにしました。
結果、「1冊全部やるより、毎日10分関われた方が価値が高い」と気づいたんです。
“費用対効果”を「完了量」ではなく「関わりの質」で見る。
この視点に変えると、焦りはぐっと減りました。
教材費=「成長の形が見えにくい」から不安になる
教材費が“もったいない”と感じる大きな理由は、成果が見えにくいからです。
目に見えるのは教材の山であって、成長は数値化されません。
マーケティングでも同じで、「認知」や「信頼」の効果はすぐに可視化できません。
そこで僕は、「見えない成長を見える化」する方法を設計しました。
たとえば、毎月1回だけ「できたことリスト」を夫婦で書き出す。
「〇〇の問題を自分で読んだ」「前より集中できた」など、
小さな変化を積み上げていくと、“投資の成果”が自覚できます。
数字ではなく「習慣の変化」を見る。それが一番の指標になります。
🌱教材費が“無駄に感じる3つの背景”を整理してみる
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 子どもの発達ペースと教材の進行がズレている
- 親の「完璧に使い切りたい」思考がプレッシャーに
- 教材が“目的”になり、家庭のペースと合わなくなる
教材費を無駄に感じる背景には、“家庭と教材のペースのズレ”があります。
僕自身も「教材に合わせて子どもを動かす」ような日々が続き、
いつの間にか“教材中心の生活設計”になっていました。
この章では、そのズレの正体を3つに整理します。
① 子どもの発達ペースと教材の進行がズレている
通信教材は月単位で進む一方、子どもの発達は波があります。
「今月は興味を示さない」こともあって当然。
でも、親は「やらなきゃ」と焦り、ペースのズレがストレスになる。
僕は一度、教材を“カレンダー通り”ではなく“子どもがハマった瞬間にやる”方式に変えました。
興味の波を中心にした結果、短時間でも集中して取り組むように。
教材の“月単位進行”を絶対視せず、「発達曲線に寄せる設計」に変えると、無駄が減ります。
② 親の「完璧に使い切りたい」思考がプレッシャーに
真面目な親ほど、「せっかくだから全部やらせたい」と思いがちです。
しかし、完璧主義は親の負担を増やし、子どもの楽しさを奪います。
僕はマーケティングの仕事でも「100%到達より、80%で継続」を重視してきました。
家庭学習も同じで、“継続できる設計”の方が長期的な成果を生みます。
「やり切る」ではなく「続けられる」をゴールに置く。
その切り替えが、親子の関係をラクにします。
③ 教材が“目的”になり、家庭のペースと合わなくなる
教材を買うこと自体が“目的”化すると、活用が義務になります。
本来、教材は家庭のペースを支える“道具”であるはず。
僕は一度、「教材を使わない日」を意図的に作りました。
その週は、娘と散歩しながら自然の中で数を数えたり、買い物で“ごっこ算数”をしました。
結果、家庭のペースに戻り、教材が“補助輪”のように機能するようになりました。
ツールではなく“仕組みの一部”と捉えることで、教材費の意味が変わります。
🌈視点を変える:「教材費=支出」ではなく“学びの仕組み費”
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 「もったいない」を“試行錯誤のコスト”と捉える
- 合わない教材も「学び方を知る材料」になる
- 「教材に頼らない力」を育てる過程も価値がある
教材費を「費用」として見ると、“損得勘定”で心が揺れます。
でも、マーケターの視点で見ると、これは「学びの仕組みを構築するコスト」です。
うまくいかない経験も次の設計材料になる。
この章では、教材費を「支出」から「投資」へ再定義していきます。
👉 テレビ知育の効果を上げるコツはこちらの記事から
「もったいない」を“試行錯誤のコスト”と捉える
僕は教材を変えるたびに、「また無駄だったかな」と感じていました。
でも実は、試行錯誤そのものが価値でした。
どの教材が合うかを見極めるための“検証費”と考えた瞬間、気持ちが軽くなりました。
マーケティングでもA/Bテストの失敗は「費用」ではなく「学び」です。
家庭教育も同じで、「うまくいかなかった」が次の最適化の糸口になります。
合わない教材も「学び方を知る材料」になる
合わない教材を通して、「うちの子は何に興味を持つのか」を知れます。
たとえば、Z会は苦戦したけれど、こどもちゃれんじの体験型は続いた——その違いが大事。
僕は“教材選び”を“子どもの特性分析”のプロセスに置き換えました。
つまり、失敗もデータになる。
そのデータを元に次を設計すれば、教材費の“再現性”が上がります。
「教材に頼らない力」を育てる過程も価値がある
教材を減らしても、学びは続けられます。
むしろ、教材がなくても自分で学べる力こそが本質。
僕は「今日は教材なしの日」を週1で設定しました。
その時間は、絵本やお絵かき、散歩など“自分で探す学び”に使います。
すると、娘は「次はこれしてみたい」と自発的に考えるようになりました。
“教材に頼らない思考”は、最終的に一番大きな成果になります。
💡“やめる・続ける”を迷った時の判断軸
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 「教材が目的になっていないか?」をチェックする
- 「子どもがどう使っているか」を観察する
- 「教材を活かせる家庭リズムがあるか」で判断
教材をやめるか続けるかは、感情ではなく“設計の再確認”で決めるのがポイントです。
以下の3つをチェックすると、判断がクリアになります。
「教材が目的になっていないか?」をチェックする
「やらせなきゃ」という気持ちが強いと、教材が“目的化”してしまいます。
僕は「この教材で何を育てたいのか?」を明確に言語化しました。
目的が曖昧な教材は手放しやすくなり、残す教材の価値が明確になります。
「子どもがどう使っているか」を観察する
教材を“どれだけやったか”ではなく、“どう使っているか”を見ます。
たとえば、シールを貼るだけで終わっても、楽しそうなら意味があります。
娘の様子を観察すると、「考えて貼る」瞬間に思考の芽があると気づきました。
数字ではなく“行動の質”で判断するのが、やめる・続けるの分岐点です。
「教材を活かせる家庭リズムがあるか」で判断
続かない最大の理由は、教材ではなく“家庭リズム”です。
忙しい平日に詰め込むより、週末に親子で10分取り組む方が効果的。
僕は「無理なく習慣化できるリズムか?」を判断軸にしています。
生活導線に溶け込まない教材は、無理に続ける必要はありません。
🌼教材に頼らず“学びを続ける”ための3つの工夫
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 無料教材・身近なもので“代替知育”をつくる
- 教材を“きっかけ”に家庭内の習慣化を意識する
- 子どもと一緒に「学び方」を話す時間をもつ
教材費を減らしても、学びは止まりません。
大切なのは「仕組みとして学びを続けること」。
ここでは、僕が実践している3つの方法を紹介します。
① 無料教材・身近なもので“代替知育”をつくる
YouTubeの知育動画や100均のワークでも、十分な学びになります。
僕は「お風呂ポスター」や「手作りカード」を使って数字遊びを設計しました。
お金をかけなくても、“日常を教材化”できれば、知育は続けられます。
② 教材を“きっかけ”に家庭内の習慣化を意識する
教材を完璧にこなすより、「学ぶ時間の習慣化」に価値があります。
たとえば、毎日5分だけ机に座る時間を固定する。
教材がなくなっても、そのリズムが残れば、自然に学びは続きます。
③ 子どもと一緒に「学び方」を話す時間をもつ
学びを“親の指示”で終わらせず、“共創”に変えることが大切です。
僕は週末に「今週どんなことが面白かった?」と娘に聞く時間を設けています。
子ども自身が「学ぶ目的」を言語化できるようになると、教材の有無に関係なく成長が続きます。
🪞まとめ
- 教材費がもったいないと感じるのは自然な感情
- 無駄に見える時期にも「学びのデータ」は蓄積されている
- 教材費は“支出”ではなく“仕組みを作る費用”と捉える
- 続ける・やめるは「目的」と「リズム」で判断する
- 教材がなくても“学び続ける設計”を持てば後悔しない
「教材費がもったいない」と悩んだ経験は、家庭の学びを再設計するチャンスです。
支出を減らすことより、「学びの仕組み」を整えることに意識を向ければ、
お金も時間も、子どもの成長のためにもっと有効に使えるようになります。
📘 次に読むとおすすめ:こどもちゃれんじ5年続けてわかった“続く家庭の特徴”はこちらの記事から


コメント