「Z会とこどもちゃれんじ、どちらが“知育にいい”の?」。我が家も悩みに悩んで両方を試しました。結果、同じ通信教育でも“伸びる力の質”がまったく違うことに気づきました。今回はマーケター視点で、その差を整理します。
🏠同じ“通信教育”でも、知育の質はまったく違う
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- こどもちゃれんじは“体験重視”、Z会は“思考重視”のアプローチ
- 教材の「ねらい」が違うから、伸びる力も変わる
- 親の関与度で変わる「学びの深さ」
通信教育はどれも「知育を伸ばす」と言いますが、その中身はまったく異なります。
僕自身、こどもちゃれんじとZ会の両方を試してみて、「子どもの取り組み方」と「親の関わり方」の両方に変化を感じました。ここでは、その違いを“知育の質”という観点から整理していきます。
こどもちゃれんじは“体験重視”、Z会は“思考重視”のアプローチ
こどもちゃれんじは、感覚や興味を刺激する“体験ベース”の設計です。しまじろうの世界観で、子どもが自然に「できた!」を感じられるよう工夫されています。一方のZ会は、問題文や課題の中に「なぜ?」「どうして?」と考える“問い”が組み込まれています。
つまり、こどもちゃれんじは“行動のきっかけ”を与える教材、Z会は“思考のきっかけ”を設計する教材。どちらも価値はありますが、目的がまったく違うのです。
✅0歳からの“聞く・見る知育”の土台づくりはこちらの記事から
教材の「ねらい」が違うから、伸びる力も変わる
こどもちゃれんじのねらいは「興味→行動→定着」というサイクルを作ることです。遊びながら理解し、繰り返しによって自信を積み重ねます。
一方、Z会は、「理解→思考→応用」のプロセスを重視。少量でも深く考えさせる構成になっています。
たとえば同じ“色”の学習でも、こどもちゃれんじは「赤いものを探そう」、Z会は「赤と青を混ぜたらどうなる?」と問いかける。狙っているのは“思考の広がり”です。
親の関与度で変わる「学びの深さ」
Z会では、親が子どもと一緒に考えるシーンが多くなります。添削問題や記述形式の課題が多く、「答え合わせではなく、考え方を共有する」時間が求められるからです。
対して、こどもちゃれんじは、子どもが1人でも進められるように映像や音声ガイドが整備されています。親の関与度が低くても成り立つ構成です。
結果として、Z会は“親子の会話”を通じた深い学び、こどもちゃれんじは“自発的な成功体験”を通じたモチベーション形成につながります。
🧩Z会とちゃれんじの“知育の質”を分ける3つの要素
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 「考える力」を育てる“問いの設計”がZ会の強み
- 「できた!」を積み重ねる“成功体験設計”がちゃれんじの強み
- 親子の関わり方が“知育の深さ”を左右する
通信教育の知育効果を分けるのは「教材量」ではありません。僕が実際に両方を体験して感じたのは、「設計思想の違い」が子どもの反応を変えるということでした。ここでは、その3つの要素を整理します。
① 「考える力」を育てる“問いの設計”がZ会の強み
Z会は「子どもが“答えを探す”前に“考える過程”を楽しむ」ように作られています。
課題は少なくても、1問ごとに“思考の余白”がある。例えば「どうしてこうなったのかな?」と問いかける設問が多く、答えが一つでないこともあります。
この構成は、思考の深掘りと語彙の発達に直結します。マーケター視点で言えば、“量より質”に投資している教材です。
② 「できた!」を積み重ねる“成功体験設計”がちゃれんじの強み
こどもちゃれんじは行動設計が上手です。ステップを細かく分け、子どもが「できた」と感じる瞬間を頻繁に作り出します。
この“成功体験の連鎖”が、継続のモチベーションを支えます。Z会が“思考の深さ”を追求するなら、ちゃれんじは“行動の連続性”を重視。
共働き家庭にとって、親が関与しなくても子どもが進められる仕組みは大きな利点です。
③ 親子の関わり方が“知育の深さ”を左右する
Z会では、親が“進行役”の役割を担います。子どもが考えた答えを受け止め、一緒に整理する時間があるほど、学びが深くなります。
一方、ちゃれんじでは“見守る距離感”が理想的。親が先回りせず、子ども自身が「わかった!」と思える体験を邪魔しないことが大切です。
つまり、「親の関与度」ではなく「関与の質」が、教材の価値を左右するのです。
🎯家庭によって“最適な教材”は変わる
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 「共働きで時間がない家庭」には“自走しやすい、こどもちゃれんじ”
- 「考える習慣を育てたい家庭」には“Z会の少量高密度型”
- 迷ったら“親が関われる時間”で選ぶのが正解
僕がいちばん感じたのは、「どちらが優れているか」ではなく「家庭の状況によって最適解が違う」ということです。
教材は“目的”に合わせて選ぶもの。家庭の時間設計や教育方針を軸に選ぶと、後悔がありません。
「共働きで時間がない家庭」には“自走しやすいこどもちゃれんじ”が合う
忙しい家庭では、学習設計に「自走性」が求められます。こどもちゃれんじはその点、映像教材やワーク設計が非常に優秀で、親がいなくても進められる構成です。
5〜10分の短時間で完結するアクティビティも多く、「今日はこれだけ」という区切りが明確。
子どもが“習慣化しやすい教材”という意味で、共働き家庭との相性が抜群です。
「考える習慣を育てたい家庭」には“Z会の少量高密度型”が合う
Z会は1回分の分量が少なく、じっくり取り組むタイプ。
量よりも「思考時間」を重視する家庭にぴったりです。
僕の娘の場合、最初は難しそうにしていましたが、「わからない」を一緒に考える時間が増え、気づけば“考えるクセ”がついていました。
時間はかかりますが、学びの密度は確実に上がります。
迷ったら“親が関われる時間”で選ぶのが正解
教材の良し悪しより、続けられる仕組みを作れるかがカギです。
親が1日10分でも関われるならZ会、ほぼ関われないならこどもちゃれんじ。
これは「知育の質」以前に、“家庭設計”の問題です。どちらを選んでも、親の関わり方次第で成果は変わります。
👉 共働きでも続く“朝10分習慣”はこちらの記事から
💬我が家が感じた“知育の質の違い”とリアルな変化
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- こどもちゃれんじは“楽しいけど流れる”学びだった
- Z会に変えて、“考える時間”が増えた
- 娘の「なぜ?」に向き合う時間が、親の学びにもなった
ここからは、実際に我が家が体験した変化を共有します。マーケターとしても、親としても「知育の質」を定義し直すきっかけになりました。
こどもちゃれんじは“楽しいけど流れる”学びだった
こどもちゃれんじの教材はとにかく楽しく、娘も毎月届くのを心待ちにしていました。
ただ、数ヶ月経つと“やりっぱなし”になることが多く、内容が定着していないと感じる場面も。
「できたね」で終わる学びが増え、「どうしてそう思った?」という会話が減っていました。
これは“知育の入口”としては最適でも、“思考の深まり”までは設計されていないと気づきました。
Z会も始めて、“考える時間”が増えた
Z会も始めてまず変わったのは、「一問にかける時間」です。
娘が「うーん」と考える姿を見て、最初は不安になりました。でも、それが“思考時間”の成長サイン。
こどもちゃれんじのような派手さはないけれど、答えを導く過程で「自分で考える楽しさ」を感じているのが伝わりました。
親としても、“考える時間を待つ”ことの大切さを学びました。
娘の「なぜ?」に向き合う時間が、親の学びにもなった
Z会の課題を通して、「親が教える」のではなく「一緒に考える」スタンスに変化しました。
娘の「なんで?」「どうして?」に対して、僕自身も「確かに」と立ち止まることが増えました。
これは知育以上に、“親の思考力”を育てる経験でした。
結果的に、家庭の会話が深まり、学びの時間が親子の対話時間へと変わっていきました。
📚まとめ|“知育の質”で選ぶと、後悔しない
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 「教材をやる」ではなく「学び方を設計する」が大切
- 教材は“親子で使いこなす”ことで価値が出る
- 最後は“続けやすさ×伸びやすさ”のバランスで決めよう
ここまで見てきたように、Z会とこどもちゃれんじはどちらも素晴らしい教材です。
ただし、知育の“質”を高めるには、家庭の関わり方を設計することが欠かせません。
「教材をやる」ではなく「学び方を設計する」が大切
教材を“こなす”ことが目的になってしまうと、知育の本質を見失います。
Z会でもこどもちゃれんじでも、「どんな姿勢で取り組むか」を設計することが重要です。
我が家では“1日10分でも集中して一緒に考える”というルールを決めてから、学びの密度が上がりました。
教材は“親子で使いこなす”ことで価値が出る
教材単体ではなく、親子でどう使うかがポイントです。
親が手放しすぎると「教材任せ」に、逆に介入しすぎると「答えの押しつけ」に。
Z会は“対話型”、こどもちゃれんじは“自走型”と割り切ることで、それぞれの良さを最大限に活かせます。
最後は“続けやすさ×伸びやすさ”のバランスで決めよう
どんなに質が高い教材でも、続かなければ意味がありません。
継続のカギは、「親子にとって無理のない設計」です。
“楽しさで続けるこどもちゃれんじ”か、“思考で伸ばすZ会”か。
答えは、家庭の生活リズムと教育観の中にあります。
結論として、通信教育は「何を選ぶか」より「どう使うか」がすべてです。
Z会もこどもちゃれんじも、“親子で学びを設計する”意識があれば、どちらを選んでも確実に子どもは伸びていきます。
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