1歳の寝かしつけが本当にしんどかった時期があります。
「今日は何分かかるんだろう…」「また寝室に行ってくれない…」
寝る時間が近づくほど憂鬱になり、娘がまだ遊びたいと逃げ回る姿を見るたびに、心の余裕がどんどん削られていきました。
仕事と保育園の送迎を終えて、ようやく座れる時間帯のはずなのに…
そこから“寝かしつけ戦争”が始まる毎日。
SNSや本の情報を試しても効果が出ず、「うちの子だけ?」「自分のやり方が悪いのかも」と自信まで失っていました。
そんな僕が変われたのは、
「寝かしつけは気合じゃなく“流れの設計”」という考え方に出会ったからです。
行動を一つひとつルーティン化し、順番を固定しただけで、“寝ない夜”が“自分から寝室へ向かう夜”へ変わりました。この記事では、その全ステップを実体験そのままで紹介します。
🗺寝かしつけの全体像を知りたい方はこちら👇
寝かしつけ完全ガイド|1時間→15分に短縮したパパの実践ロードマップ
“寝かしつけが憂鬱だった夜”が変わったのは、ルーティンを“設計した”からだった
1歳の寝かしつけほど読めないものはありませんでした。
仕事と保育園のお迎えを終えて帰宅して、ようやく一息つける時間帯なのに、娘はまだまだ遊びたいモード全開。「そろそろ寝るよー」と声をかけても、寝室は完全スルー。むしろ逃げられる日もありました。
そして毎晩やってくる“あの感覚”。
「今日は寝てくれるかな…」
「また1時間かかるかも…、家事どうしよう」
寝かしつけの時間が近づくほど気持ちはどんより。僕自身、マーケターなのに“なぜ寝ないのか”すら分析できず、SNSや本を漁っては試し、うまくいかずに落ち込む…そんな日々でした。
でも気づいたんです。
——そもそも我が家は、毎日の流れがバラバラすぎた。
寝る準備の順番も、声かけも、部屋の明るさも日によって違う。
これじゃ1歳の脳が「そろそろ寝る時間だ」と判断できるわけがない。
そこで僕はマーケターとして仮説を立てました。
「寝る前の行動を全部“ルーティン化”すれば、流れを理解して寝室へ向かうのでは?」
この仮説が、我が家の寝かしつけを劇的に変えることになりました。
1歳が自分から寝室へ向かうようになった“ルーティン設計”の3つの要素
睡眠の専門書やSNSの実践例を読み漁ってわかったのは、
**1歳の寝かしつけは「技術」より「パターン認知」**で決まるということ。
1歳の脳は、
同じ行動が毎日連続すると「次に何が起きるか」を予測できるようです。
これが“睡眠スイッチ”。
マーケター的に説明すると、
- 一貫した刺激=スイッチが入る
- バラバラの刺激=脳が次を予測できず興奮状態が続く
この仕組みを理解し、
我が家は 寝る直前の“行動設計” に全振りしました。
毎晩のカオスが消えた“我が家のねんねルーティーン5ステップ”
ここからは完全に我が家の実体験の紹介になります
ステップ①:ねんねのお供を選ぶ
「そろそろねんねするよー!」と言うと、
娘はお気に入りのガーゼとアンパンマンのぬいぐるみを自分で選びます。
“選ばせる”行為が、切り替えスイッチになる。
これ、マーケティングでもよく使う「選択の主体性」が効果抜群。
ステップ②:寝室は最初から“真っ暗”にしておく
寝室は 寝かしつけ前から完全に真っ暗。
睡眠本でもSNSでも圧倒的に推奨されていたポイントです。
光は脳を覚醒させるので、暗さは最重要。
暗い部屋を見た瞬間、娘は自然と「寝る場所だ」と認識するようになりました。
✅赤ちゃん〜1歳の寝かしつけ|部屋の暗さはどれくらい?泣く原因と簡単な改善策はこちらの記事から
ステップ③:寝室ライトは“授乳ライト”で淡い明かりに
真っ暗だと何も見えない、少しあかりが欲しい!次のステップ④の絵本を読む時の使う!という時には、授乳時代に使っていたライトを再利用。
この“弱い光”がちょうどよく、刺激を最小限に抑えてくれるので便利です。
寝かしつけで最悪なのは「明るさのムラ」で、急に明るい光を見ると一気に覚醒します。

ステップ④:お気に入り絵本を2〜3冊だけ読む
ここは「寝床に入らない」のがポイント。
寝室手前のスペースで2〜3冊だけ読む。
量を固定することで、
「本が終わったら寝るんだ」
と予測が立つようになります。
ステップ⑤:おやすみホームシアター→スイッチON→ベッドへ
これは我が家の革命アイテム。
スイッチを押すと 15分間の映像が流れるのですが、
この「15分」が完璧な入眠タイマーになります。
映像が始まったらベッドへ。
毎日同じ流れなので、娘はスッと眠りに入ります。

寝る直前の“退出ルール”が、一人で寝るスキルを伸ばした理由
ここからグッと寝る確率が上がります。
僕たちはこうしました。
- ベッドに入って水が欲しいと子どもが言う(退出するきっかけが欲しいので最初から持っていかないのがポイント)
- 「取ってくるね」と言い、パパ・ママは一旦退出
- 5分ほど待つ
- 「何かあったら呼んでね」と声をかけて完全退出
この“5分のスキマ時間”に寝落ちすることも多発。
マーケター視点で言うと、
「親の行動パターンが毎日同じ」=安心の予測可能性が高まる
安心感がMAXになると、
子どもは自分で寝られるようになります。
毎日“同じ流れを崩さない”ことが成功率を上げた(マーケター視点)
寝かしつけは 仕組みの一貫性が命。
途中で順番を変えたり、
今日は絵本が多かったり少なかったりすると、
脳が次の行動を予測できません。
僕は「仮説→実行→検証」を回しながら、
娘に合う最適ルーティンを作りました。
- 本の冊数は多すぎないほうがいい
- ホームシアターは“最初のロール”(15分)が最適
- 退出タイミングは“映像が始まって5〜7分後”
など、調整しながらで細かく最適化。
ポイントは、
“軸を崩さず、微調整だけを続ける”
これが1歳の寝かしつけ成功率を一気に上げました。
あなたの家庭でも再現できる“カスタムルーティンの作り方”
難しく考える必要はありません。
まずは今の寝かしつけフローを全部書き出して、
「やめる」「残す」「固定する」に分けるだけでOK。
おすすめはこの3つ:
- 固定する行動:毎日必ず同じ順番でやる
- 残す行動:子どもが安心するもの(ぬいぐるみ・絵本など)
- やめる行動:興奮する遊び・明るい光
さらに生活リズム(起床時間・昼寝時間)とセットで考えると
入眠成功率が跳ね上がります。
まとめ:1歳の寝かしつけは“技術”ではなく“流れの設計”で劇的にラクになる
結論は、
技術ではなく“設計”で変わる。
この考え方で我が家は
寝かしつけ1時間→15〜20分に短縮されました。
毎日のイライラも激減し、
「パパが寝かしつけだと無理…」という日も大幅に減少。
再現性の高いルーティンは、
どちらがやっても崩れない“家庭の仕組み”になります。

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